世界のkanetakujapan

みなさんようこそタクマの部屋へ!

学ぶこととは

 

こんにちは!

 

実は実は今日初めて本格的なゼミ活動を行いました。今回は「ビジネスの変化とサービスデザイン」について講義形式での活動でした。そして午後、六本松の福岡市科学館で行われた、「未来デザインネクスト」という講演会で学んだことについてもまとめて書いていこうと思います。

   

まずゼミ活動について書いていきます。

森田先生の話を聞きながら疑問に思ったことについて何点か紹介していきます。

1つ目に、実際に商品を所持してないがビジネスを行っている会社があるということです。

ここで1つ疑問が、、、、

商品がないのにビジネスってできるの?

 

それができてしまうんです。しかもすごく身近にその企業は存在している。その企業というのが、メルカリやZOZOTOWN、ほかにはAirbnbUverなどです。たとえばメルカリの場合、メルカリ自体は1つも出品物は持ってません。ZOZOTOWNの場合も1つも服を所持しているわけではないと思います。個人的になじみのないAirbnbという会社は使用する用途のない空き部屋を民宿・ホテル代わりとして提供する会社ですが、Airbnb自体ではホテルは所持してません。同じくUverという会社も位置情報をアプリで設定すれば近くにるタクシーを呼ぶことができるマッチングをさせる会社ですが、決してタクシーは所持していません。

 

メルカリやZOZOTOWNはアプリでの利用を実現していますが、ユーザーが初期費も年会費も払う必要もなく無料でこれらの会社のサービスを利用することができるのが大きな特徴だと思います。メルカリの場合は主に手数料、ZOZOTOWNの場合は、ZOZOTOWNの独自のサイトにブランドを出品させてその手数料で利益を生み出しています。

 

このように企業の儲け方が昔とは確実に変わってきているというのを把握しておかなければいけません。いろいろと利用者が日頃の生活で便利になることに対してサービスを提供することで、そのサービスを利用者自身がよりよく使いやすくしていくと、そこにはサービスとしての価値が生まれてくるんだと思います。これは利用者が価値を生み出しているのであって、企業はその手助けをしているだけにすぎないのです。

 

次に2つ目に、なぜ観察・インタビューをするのかの意味がしっかり理解できたことです。森田ゼミでもこれらは主な活動になっていますが、なぜ重要なのか、なぜこの訓練をしないといけないのか、mustの理由がしっかりと今回のゼミ活動で明確になりました。

 

なんで観察・インタビューするの?

 

商品を開発するにおいて、お客様の意見を取り入れることは大事です。がしかし、実際にどういった商品が欲しいかというのは、問われたとき、人間の性質として欲しいものを口にすることはできないものです。実際に動作を繰り返している中で初めて必要なものが見つかる、あるいは足りないものが生まれてくるのたと私自身は考えます。そこで相手の本当にしたいこと、欲しいものが初めてわかるのです。

 

 これを商品開発の場で置き換えると、何人かに共通している動作の動機やどこで喜ぶかなどの観点を観察することによって、「利用者は何を必要としてるのか」「どんなサービスを受けたいのか」などにコミットして商品を生み出し、販売しサービスを提供することができると思います。

 

そして3つ目にサービスデザインについてです。

 

サービスデザインって何?

 

サービスデザインとはデザイン思考という概念を具体的にビジネスに落とし込もうとすることです。ここで言うデザイン思考とは「デザイナーの思考方法」ということになります。デザイナーの思考方法の仕組みとして、

 

1 利用者/対象者を正しく知る

2 問題を定義する

3 問題解決のためのデザインを様々な観点か観察する

4 デザインが機能しているかを評価する

 

これを商品開発やサービス開発に活用して、お客様に価値ある、優位性のあるサービスを生み出すという考え方のことです。

 

今までは、ご飯を炊くこと、お風呂に入ること、音を聞くことなどこのような便利の良い機能がないと不便な時代でした。ですので当然、開発者もそのような性能の良い機能を作り上げれることにだけ力を入れていました。しかし、現代ではどうなっているかというと、そういった便利な機能が世にありふれている今、利用者はただ性能が良い機能だけでは満足しなくなってきているというのが現実なのです。

 

その中で開発者たちは、より良い機能を提供することにコアするのではなく「どうすれば利用者に使ってもらえるか」「どうすれば利用者が飽きずに使ってくれるか」といったように、より良いサービスを提供するといった考え方に変わってきたのです。まさにこの考え方こそがサービスデザインであるということがわかりました。

 

そして午後、菅俊一さんによって行われた「未来デザインネクスト」という講演でもサービスデザインに関連する内容をお聞きしました。

 

今回の講演のテーマが、

気づく→考える→作る

だったのですが、菅さんも観察によって気づき、考えて仮説を立てた後に作ることで検証するといったことをおっしゃっていました。

そして新しいアイディア・デザインは、地道なプロセスを繰り返すことで生みだすことができるらしいです。決して天から降ってくるものではないということなのです。思考技術を学び、訓練すれば獲得することは可能であるとおっしゃっていました。

では仮にこの思考技術をゴールデン技術と名付けます。

するとこのゴールデン技術とはどういったものなのかという疑問が生じると思いますので、このゴールデン技術を少しながら紹介致します。

 

①観察の技術

→いつもと視点を変え、周囲の物事から気づきを得る

②分析の技術

→気づきの興味深い点を言語化する

③発想の技術

→根拠と事象を組み合わせパターンを作る

 

これら3つの思考技術がゴールデン技術なのです。これを駆使することで菅さんは数々のクリエイティブなおもしろ動画(2355のPV)を作ってきました。ここで少し菅さんが作った動画を紹介します。

【見るだけゲーム】JAL|沖縄キャンペーン|窓の外を飛ぶ文字を読め - YouTube

 

【見るだけゲーム】サントリー|デカビタC|合格発表 - YouTube

 

これらの動画は、「新しいYouTubeの使い方を考えよう」ということで作ったものとなっています。今までのYouTube特有の一方的に「見せる」動画を、「見るだけで楽しめる」動画コンテンツにしてる所が一番の特徴となっています。

また決して動画内で言葉を交わしてないという事から、視聴者自身に直接考えさせているという点でもすごく魅力的な動画になっています。

 

 

そしてこの考え方こそがサービスデザインなのです。「どうすればお客様が楽しめるか」に重点をおいて動画を作っているこの行為こそがサービスデザインであると私は思いました。

 

 

観察の話に戻りますが、①の観察の技術において、痕跡に着目する・後で追加されたものに着目する・見間違いや認識のエラーに着目することによって改善の方向が見えてくるそうです。常に疑問を持つことが大事であるということを学ぶことができました。疑問を持つことで発見が生まれ、それが解決方法が見えてくるというようにつながってくるんだと思います。

 

菅さんが学生に残してくれた言葉

・日常の違和感を見逃さない

・理由や要因を常に言語化する(「なんとなく」禁止)

・具体的な事象について抽象化し普遍的な特徴だけを抜き出す

・見つけた違和感と知っている知識の見えない関係を構築する

 

この4点を日常的に行うことで人とは違う新しいアイディアを、独自のデータが生まれてくると、そして日々の継続的な観察と言語化が未来のアイディアを生むと学ばさせてもらいました。

まずは、ブログを書くことで言語化の訓練を続けていこう!!

 

ちなみに明日は天神で行われているメルカリのイベントに参加する予定です。楽しみ楽しみ!

 

それではまた!