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西日本豪雨災害ボランティアに行ってきた。

こんにちは。

 

 今回は先月に発災した西日本災害のボランティアをしたことについて書いていこうと思います。今回は広島県呉市大西地区に向かいました。今回ボランティアに行って感じたことや思ったことなど自分の考え、また作業内容やこれから行く人へのアドバイスなどについて書いていきます。

 

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 今回、ボランティアに参加しようと思った理由としては、困っている人の力になりたいという思いが前々からあったことと大学生の夏休みの使い方を考えていたことです。

 自分自身ボランティア活動をしようと思ってはいたのですが、なかなか行動に移すことが出来ないでいました。

 

 今回ボランティアを行った場所は、広島県呉市でした。この場所を選んだ理由としては、自分の小中学校の親しい友人が、呉市にある専門学校に通っており実際にその友人が住んでいた呉市が被災してしまったということが大きな要因です。その友人からボランティアするなら呉市に来て欲しいという連絡をもらっていたことから、呉市の被災した人たちの役に立つ事がしたいと思うようになり今回この場所でボランティアをさせてもらうことにしました。

 

 事前に準備したものとしては、長靴・軍手・マスク・メガネ・ポーチです。これらは最低限準備しないといけないものです。スコップなどはボランティア施設に置いてあるのでわざわざ持っていく必要はありません。また自分はコンビニで昼ごはんとしてお弁当を購入したのですが、お昼ご飯をウイダーカロリーメイトなど比較的軽めのものにしている人もいました。

 

 私たち3人は朝の2時に福岡を出発して、移動手段は車を使用しました。高速道路だと高速代がかかってしまうので、全て下道で呉市へと向かいました。呉市に到着したのは10時ごろでした。呉市に近づくにつれて被災した地域を目にするようになりました。呉の町では土砂が国道にまで流れ込んでおり、道路を迂回するようになっていました。正直はじめに見た印象は想像を絶するものでした。

 

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 そして呉市の中の天応サテライトというボランティアに来た人の対応をする場所でボランティアの受付を済まして本日ボランティア員として活動を行う大西エリアに徒歩で向かいました。

 

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 自分たちの作業は、山間部や川からの濁流によって家に溜まった土砂をスコップで外に掻き出すことでした。基本的に床の下に溜まった土砂は全て取り除いて再び家で生活することのできるレベルまで綺麗にします。本来であれば床下には土砂は溜まらないのですが大量の土砂が床下には溜まっていました。ここで大変だったことは土砂の量が単純に多かったことと水分を含んでいるので外に掻き出しにくかったことです。

 

トータルの作業時間は4時間ほどで、15分ごとに休憩を取るといった感じです。サテライトにいた受付対応の方などスタッフの方達が皆口を揃えておっしゃっていたのが熱中症の予防についてです。サテライトには冷たいドリンクを無料でボランティア参加者に提供し、また保冷剤などの簡易道具なども配布しており、熱中症には十分気をつけるように言われました。

実際に作業後に「経口補水液OS1」を飲んだのですが、飲みにくさを感じずに飲めたことから、ボランティ作業はとても過酷なものだったことがわかると思います。

 

 

また基本的には被災した家全てにボランティア作業を施すのではなく、正式にボランティア申請をした家を責任持ってボランティア作業を行うということです。ですので、中には自分と同じくらいの高さまで土砂が室内に流れ込んだままの家や土砂の勢いで窓ガラスが割れている家など発災当時のままの家が周辺地域には何十軒もありました。

 

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 今回自分たち3人と同じグループでボランティア活動を行ったのは、2人を含めた計5人で一人は広島市内在住で自動車メーカーのマツダに勤務している40代男性でした。

 

 この方は平日はマツダの工場に勤務し、土日に災害ボランティアに参加していました。またこれまで多くの災害ボランティアに参加しており中越地震東日本大震災熊本地震、そして今回の西日本豪雨災害と会社の有給休暇を全て使用して被災者のためにボランティア活動に参加していました。もともと知的障害者と遊んだりする福祉ボランティアをしていたのがきっかけだったそうです。

 

 他にも無職の50代男性は全国各地の災害ボランティアに参加していたり、仕事が休みの土日だけ北九州市から片道4時間かけてボランティアに参加する人もいました。

 

サテライトでボランティアの受付を担当している人の中には、自分の家が被災している方もいらっしゃいました。自分の家が被災していても町のためにサテライトでボランティアに来る人をさばいて少しでも力になろうとする姿にとても感銘を受けました。

 

ボランティアに参加する人全てに共通することは、皆誰かのためになることがしたい、助けになりたいということです。

 

またボランティアに参加したら、高速代が安くなるといったお得なサービスもあります。ですので時間はあるけどお金はない学生さんは必見だと思います。方法としては、サテライトでボランティア活動証明書もらい必要事項を記入した上で、呉市役所の災害対策本部に申請すると、広島市内のインターから自宅のある最寄りのインターまで無料で高速に乗ることができます。

 

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ですので、資金的にも時間的にもボランティアに参加することに渋っている人などいたらぜひこの夏休みの時間のある時にぜひ参加して欲しいと思います。友達と飲みに行ったり旅行に行ったりして遊ぶのも良いですが、若いうちからボランティアに積極的に参加して困っている人の役に立つことをすることの“素晴らしさ”をぜひ体験して欲しいと思います。

 

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学生の力は必ず役に立ちます。

 

それでは今回はこの辺で!!