経営戦略論① トップにならなければいつか崩れる
こんにちは!
急遽今回は先週の水曜日の3限の経営戦略論のことについて書こうと思います。
今回の講演者は、学生が選ぶ西日本の「就職希望企業ランキング」で昨年ランクイン外だったにも関わらず今年19位にランクインしたベンチャー企業である、BLUE ZOO有限会社の青柳社長と人事部の方、ドライブアテンダントの3名でした。どんな会社かというと、、、タクシー会社です。
その名もパンダタクシー。売上の半分を福岡市動物園に寄付し、社会貢献にも力を入れている、民間のタクシー会社である。そんなタクシー会社を起業したのが、社長である青柳社長。
いやまてよ、、なんでタクシー会社なのだろう?
青柳社長にとってこの会社の在り方とは?
なんで民間のタクシー会社が人気なのか?
この3つの疑問が私の頭にふと浮かんだ。
そこで今回はこの3つの疑問にコミットしてブログを書いていく。
社長の青柳さんは、大学時代ラグビーに打ち込んでおりちょうど就活期にラグビーを取って就活をしなかった。そしてフリーターとして2年ほど世界放浪をし、約50か国ほどを訪れ旅をした。そこで気が付いたのは自分のちっぽけさだったという。そして日本に帰国し、タクシー会社に就職して起業のタイミングをうかがっていた。
そんな時に起業をしたのが、自らが働いていた業種である、タクシー会社だった。
ではどうしてタクシー会社を起業しようと思ったのか。
その理由として、青柳社長がタクシードライバーだった時に感じたことが関係していた。社長がまだドライバーだった頃、タクシーの接客が特に良いわけでもないのに思った以上にタクシーを利用する人が多いように感じたそうだ。つまり、接客を良くすれば今まで以上にお客様にタクシーに乗ってもらえる、利用してもらえるのではないかという思いがタクシー会社を起業しようと思ったきっかけだった。
そうして始まったタクシー事業。
私はまず初乗り運賃290円に唖然とした。
初乗り運賃と言ったら、だいだい500円~600円の間だろう。
ではなぜ低価格の初乗り運賃が成立したのか?
その理由を2つ挙げる。
・お金儲けだけを考えていたわけではないこと
→若者からお年寄りの方など幅広い人に乗車してもらって、一つの社会貢献がしたい
・タクシー業界に根付いた常識の打破
→他者を圧倒するものを作るという社長の理念から
この魅力的な運賃設定を確立することで、ほかのライバル会社が太刀打ち出来ない圧倒的なものを作り上げた。決して売り上げのために、値段を上げるのではなく、値段を下げることのできるところまで下げ、お客様のことを第一に考えることが大事であると思った。
それと同時に青柳社長は、他会社との差別化を図ったのである。
今までのタクシー業界ではありえないシステムを新たに導入し、そのシステムを確立することで他のタクシー会社にはない独自の魅力を手に入れたんだと思う。
パンダタクシーの経営戦略ってどんなものなか?
・流し営業禁止
→お客様が乗車してないときは走らない
・完全固定給
→歩合制にしてしまうと、その場合社員が単距離の乗車を嫌がりお客様に対して態度に出す
・会員登録制
→リピーターを増やす
そうすることで、安定して売り上げを出すことができる。
そうしてタクシー会社として徐々に一定の利益を出してきた。
青柳社長はタクシー会社に加えてあるものを設立した。
それは、、、、、、
DA(Drive Attendant)設立
キャビンアテンダント…航空での仕事
ドライブアテンダント…タクシーでの仕事
つまり、キャビンアテンダントが飛行機の中でする仕事をタクシーでも取り入れたのだ。より質の高い接客をするために、、、
~設立由来~
・九州全体の活性化
・移動手段の常識を覆す
・質の高い接遇サービス
・観光案内スキル習得
・海外からのお客様への外国語対応
この新規事業は新入社員中心で行っているものであった。
つまり社長など職位の高い人中心で物事に取り組むのではなく、パンダタクシーの場合新入社員が中心となって事業を進めていくボトムアップ形式であった。
そしてここに学生が就職を希望する理由が関係していた。
ではなぜ学生に人気の企業になったのか?
理由を4つ挙げる。
・自分の力で会社を大きくしたいと考える学生の増加
・新入社員中心なので具体的な仕事に携わっている感がある
・大企業に比べて自分の居場所を確立しやすい
・DWという職種が憧れであるCAの職種に似ている。
これらの理由から、BLUE ZOO有限会社は名だたる西日本の大企業、有名企業を差し置いて人気度19位と学生から指示されたんだと思う。
青柳社長にとっての接客とは?
案内+プラスアルファ
このプラスアルファに特に力を入れている。
ここで、お客様にマニュアルにないような工夫のあるサービスを提供することに力を入れている。
青柳社長にとってこの会社の在り方とは?
結論から言うと、パンダタクシー自体が観光地であってほしいということである。
DAのサービスを受けるために九州まで来てほしいし、DAに乗ってあの観光地に行きたいという単にパンダタクシーが移動手段に使われるのではなく、目的になってほしいということである。
この講義を受けてとても納得したのと同時にいくつかの疑問にも触れることができたのでとても良い90分を過ごしたと思う。
青柳社長は講演の最後に大学生のうちにいろんなことにチャレンジすることが大事という言葉を私たちに投げかけてくれた。
もし学生の間に何かにチャレンジして失敗したとしても、それは大人になって失敗するのに比べるとなんのリスクもないということだと思った。
学生のうちから何事にもチャレンジする力がなければ、大人になってもきっとなにも変わってないと思う。人生失敗から学ぶことのほうが多いのだから、もし失敗してしまったらどうしようと考える暇があれば、まずは一歩を踏み出そう。
そう思えるような講演でしたとさ。
よし、新たなことに挑戦してみよう、、、