後期ゼミ⑩ 上位下位関係分析
お久しぶりです。
今回はゼミのことについて書いていこうと思います。
前回と同様に上位下位関係分析の続きをしました。前回までで一応形にはなっていたのですが、自分の中では納得が行っておらず、もう少し事象、行為の目標、欲求を深掘りできるのではないか、もう少し繋がりがあるのではないかと思っていました。
修正には修正を!
どんどん修正していくうちに良いものが出来ていくと信じてます。
なので、前回の上位下位関係分析をもっと納得のいくものにしたく深掘りしてみました。
実際に掘り下げていくと、やはり自分自身全てを理解できているわけでもありませんでした。それに加えて、こことここって繋がりあるのかな、本質的な欲求になっているのかなと疑問を抱く場面がいくつもありました。
今回大きく2つの発見がありました。
1つ目は行為の目標から深掘りして欲求を見つけることで、
2つ目は考えをうまく言語化することができないということです。
まず1つ目についてです。
上位下位関係分析において、事象から行為の目標へのつながりは表現できるのですが、どうにもこうにもそれからの欲求に対する思考が停止してしまっていました。
単純にどんな欲求なのかが自分の頭の中で思いつかないからだと思います。
“なんで思いつかないのか"
ずばり、
WHYを追求することが出来ていなかった。
これは、事象から行為の目標へも言えることです。
具体的に1つ例を出して説明します。
事象→水着の修理をしに来た
というのがあります。これを掘り下げて、行為の目標を発見するには、なんで水着の修理をしに来店したのかということを考えます。
行為の目標→無料で修理をすることができるから
これが出て来ました。これが行為の目標なのですが、
今回自分が思考停止したのがここからです。行為の目標にはどんな欲求が存在するのか。これが、考えても考えても出て来ませんでした。
思考停止してしまった原因を考えた所、なぜ消費者は修理が無料だったら水着の修理をしに行くのかというWHYを意識できてなかったからだと思いました。
“なぜ消費者は修理が無料だったら水着の修理をするのか”
この根底にある欲求としては、消費者は節約がしたいのではないかということです。
こんな感じでやっていくのですが、やはり一番大事なこととして、消費者がなぜそうしたいのかを考えることです。当然、上位下位関係分析の中で、事象→行為の目標→欲求と関係が上がっていくにつれて、本質的には見えない部分を追求することになります。
事象があり、行為の目標があり、欲求がある。
その中でも具体化していく中で、なんで?なんで?と問うていくことで本質的には見えない欲求にたどり着くのではないかなと思いました。
次に2つ目についてです。
行為の目標から欲求を考えている中で頭の中で形のない答えのようなものがあるにも関わらず、それをうまく言語化することができないのです。
行為の目標から欲求を考えている時のことです。
頭の中ではこのような感じでした。
事象→ジムの先生に勧められて来た
行為の目標→評価されているものを買うため
欲求→???????????????
この欲求の部分が全く言語化できていませんでした。
頭のなかではなんとなくこうだろなあというものはあったのですが、それをうまく言葉にすることができませんでした。
やはり日頃から言語化することが大事かなと再度認識しました。それと同時にインプットも大切かなと思いました。日頃から読書しないといけないなあ。。
これはおまけですが、
なんでさあ、ジムの先生に勧められて来た店舗(事象)で評価されている商品を買おう(行為の目標)と思うのかな?
これを考えているときに自分達のグループが出した欲求としては、安心感が欲しいんじゃないのかということです。
安心感が欲しいということは、消費者は口コミに影響されやすいんじゃないのかな。口コミによって興味を持ち実際に来店して自分の目で商品をみて確かめる。確かに、消費者の目線に立って考えてみると「友達がこれ良いからぜひ使ってみなよ」と言って来たものってすごく興味を持つし、その言葉にはなぜか知らないがすごく信用してしまう。
つまり口コミで評価されてるものってなんか品質だったり、価格どうこうじゃなくそんなの関係なしに、一定の安心感があるんじゃないか。
その安心感を自動的に生み出すことができれば、お客様というのは商品を購入していくのではないかなと思います。
なんかこの辺に新しいサービスのヒントがありそうだなと、いまブログを書きながら思いました。
それではまた。
2年次生向け就職ガイダンスに参加してみて
お久しぶりです。
先週の土日にサークルの野球大会があり、身体中がバキバキになっている状態で日頃使わない筋肉を使っているんだなと感じる日々でございます。
今回は就職ガイダンスに参加したのでそのことについて書いていこうと思います。
この就職ガイダンスというのは2年次生を対象にしたものでした。
なぜ参加しようと思ったのかというと、普通に就職について危機感を感じていたからです。「まだ2年生じゃん」とおっしゃる方が必ずいると思います。でももう2年なんです。初々しいスーツ姿のあの日からもう2年が経っているのです。
この考えと似たようなことを、商学部の飛田先生がガイダンスの冒頭にお話になりました。つまりは危機感のない学生に喝を入れるといった感じのお話の内容でした。
高校生の頃に、全校集会で生徒指導の先生に怒鳴り散らかされたことを思い出しました。
最近のニュースの中でも、経団連による就活ルールの撤廃発言によって大いに私たち学生は混乱の渦に巻き込まれている状態です。政府と大学側が否定はしているので、どうやら2021年卒までは現行ルールで行きそうな感じもしますが。
今回のガイダンスの講師として、有限会社エステートソフト代表の高野さんにお話をしてもらいました。
話を大きく2つで、インターンシップとキャリア形成についてでした。
インターンシップについてのお話の中で、印象に残ったこととしては、
・売り手市場
・エントリーシートを文系男子では平均17社
・企業の7割が適性検査テスト実施
・企業もインターンを採用の1つの手段にしている
・文系男子インターン参加数平均6社
・自分がインターンに参加した企業に最終的に入社した割合が30%
・インターンに参加する前にしっかり自己分析と企業分析をすること
これが特に印象深かったかなと思います。
基本的にインターンシップといっても1日だけ3日間、1週間の短期と1ヶ月などの長期のインターンなどその形態は様々です。
そしてそれぞれのインターンで目的というものが大きく違うと思います。
基本的に短期のインターンは、社風を感じたりプロジェクトで課題を解決したり。そして何より自分と同じくインターンに参加している他の大学生のレベルを知るという場だと自分では思っています。それに比べて長期のインターンというのは、スキルを身につけたり、有償インターンであれば実際に会社員と同じ感じで働くのかなと思います。
3年の春はインターンに参加してみようかなと思うけど、今年の夏にネットでマイナビとリクナビのインターンを募集したときは理由はわからず落選でした。
Twitterの広告で流れてくるのが、大学3年生の7割はインターンに参加しているというのもインターンに参加したほうがいいのかなと思う理由の1つになっています。
自分の参加してみたいインターンがあれば積極的に参加しようと思います。
そしてもう一つはキャリア形成の話でした。
・キャリアには二つの側面があり、客観的側面と主観的側面。
・実際のキャリアというのは、キャリアに対する自己イメージと職業能力の影響で構成されている。
・まだ就活は始まっていないがすでにキャリア形成は始まっている
・キャリア形成のためにも自己分析と業界研究を行う
こんな感じで話をしてもらいました。
就職に関するセミナーも大学内で行われているので、興味があるものにはフッ軽になって参加してみようかなと思います。
早速12月に、業界研究セミナーがあるので参加してみようかな。
それではまた。
電車に揺られた10時間
お久しぶりです。
アメリカでは中間選挙が行われましたが、上院ではトランプ率いる共和党が過半数を獲得し、一方下院では民主党が過半数を獲得しねじれ国会になってしまた。そんなこんなの1週間ですが、最近はニュースを見るのが自分の日課になっています。
最近はWBSを毎日欠かさず見るようにしています。
今回は11月2日から11月4日にかけて弾丸で大阪に行ってきましたのでそこで感じたことを書いて行こうと思います。
福岡大学の『山陽新幹線体験乗車モニターキャンペーン』を利用して、博多から大阪まで新幹線で関西に足を運びました。
このモニターキャンペーンは往路のみのものだったので復路は自分で手配しなければ行けませんでした。
それにしてもお得すぎないか。
博多-大阪間の15,000円くらいが無料やて!
学生の特権ってやつやな。
私は夜行バスか、在来線のどちらで帰るかとても迷っていました。
夜行バスだと7,000円ほど、在来線だと10,000円ほど。結局の所、在来線にしました。移動時間を調べるとだいたい10時間。
これも時間のある学生のうちしかできないだろうということで思い切ってやっちゃおうと決行!!
別に夜行バスでもよかったのですが、大阪から博多まで在来線で帰る人なんかいないと思うのでね。
僕も時間が無ければ新幹線で帰る。
大阪から博多までの交通手段としては、飛行機・新幹線・夜行バス。だいたいこの3種類ほどにまとめられるのではないかと思います。
以前は博多-大阪間は結構距離があるなと思っていたのですが、8月のヒッチハイクから、自分の中ではそんなに距離があると思わなくなっていました。
すんなり大阪まで行けてしまったからかな。
少し前置きが長くなってしまったのですが、本題に入ります。
今回のルートとしては、
06:16発ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー19:04着
こんな感じで乗り継ぎを行いました。
新大阪から姫路まで快速列車を利用しましたが、姫路駅からは各駅停車でした。
いわゆる、鈍行列車ってやつです。。
日曜だったというのもあり、新大阪駅では通勤のサラリーマンの方の姿はそれほど多くはありませんでした。キャリーバックを持った家族連れであったり、ミニオンの被り物をしている女子大生がチラホラ見受けられました。
新大阪から姫路までの間で停車した駅の中で、駅周辺に商業施設があり駅周辺が栄えている駅がいくつもありました。
そのような関西圏から姫路を過ぎ、岡山を過ぎ、広島を過ぎ。
だんだんと畑の広がる風景が増えていきました。
大阪に比べては田舎やなとか思いつつ電車に揺られていたわけですよ。
もちろん姫路以降は各駅停車なので、当然誰もいない駅にも止まるし、周りが畑でポツンと駅舎だけがある駅にも止まります。
大阪のように人の多い中で過ごしてきた空間とと帰りの電車で人のいない駅舎の続く路線の両方を感じました。
この2つを感じたからこそすごく考えるものがあったというか、そこまでされると心動くだろって感じがありました。
そういう状況を作ったのは自分なんだけどね。
別に病んでるわけじゃない。笑
ショックというか現実を突きつけられたというか、どっちがいいわけでもない。
都会にも田舎にもどちらにも良さがある。
自分のおじいちゃんの家も駅員のいない無人駅が最寄りの駅なので、時間の流れが緩やかでとても落ち着いている。かたや大阪のような人の流れの激しい場所はいろんな人がいて、ガチャガチャしているので、落ち着けるとは言い難いです。ただカラオケや居酒屋、ネットカフェ、駅ビルなど楽しい場所も沢山ある。
すごく魅力的で落ち着くのは前者。
でも後者の方が利便性が高く住みたいなと思う。
そういうことを電車に揺られながら田舎と都会の魅力を同時に考えさせられた。。
夜行バスで帰っていたら決して味わうことはなかったのではないかと思う。
これが大阪から鈍行列車に10時間揺られて感じたことでした。
今度は青春18切符を使って日本一周してみたいなと。いろんな駅で途中下車して、美味しいもの食べたりしたいな。
それではまた。
問いを立てるとは
こんにちは。
今回はミズノ株式会社の清水さんがお越しになられてゼミで行うプロジェクトに先立って事前説明会を行いました。
商学部の太宰ゼミと合同で進めて行くプロジェクトになるのですが、個人的に太宰先生がどんな人かというのはシンプルに気になっていました。
太宰先生の存在自体は知っていたのですが、初めて見て自分が想像していたイメージ像とは全く異なっていました。
それは良い意味ですよ。あくまでも、良い意味ですよ。。。。
スポーツメーカーのミズノといえば、
メーカーの中でも認知度は高めであると言った感じです。
特に野球部門に至っては、一消費者のイメージとしてとてもシェアはすごいと思う。
自分も高校まで野球をやっていたので、グローブであったりスパイクであったりミズノの商品をたくさん使っていました。
清水さんも説明会の中で「野球ではミズノのシェアが大変高い」とおっしゃていたが、それもそのはずと思うばかりです。
つまりミズノブランドは野球界の中では、大きく浸透しているということになります。
ただ海外のシェアが他の企業に比べてさほど高くないという状況にある中で、
これからの時代でアフリカだったり南アメリカの人口増加を見込める地域に対してどう爪痕を残し、その地域とどうミズノの関係を気づいて行くかが大事になるのではないかと思っています。
これがお話の中で気になるところでした。
後半に質問コーナーがあったのですが、太宰ゼミのほとんど全員が質問を投げかけていました。
とても積極的だと思ったのと同時に、ゼミのスタイルが出ているなとは思いました。
ここで自分が考えたのは、
日頃から疑問を持つことは大事であるが、人が話をしている中でも疑問を持つことも大事だなと、改めて思いました。
あらかじめ質問を考えておくことは、事前に準備をしておくという意味でとても大事になってくると思います。観察調査の中でも店舗に行く前に一つ店長さんにする質問を準備するようにしよう。。
しかし、その場の話の中で疑問を持つことで、自ずと質問も生まれてくる。
その場の話の中で、疑問を持つために話をしっかり聞く。
そこのところは、話の中で疑問を持つことで柔軟に対応する力をつけなければいけないかなと思います。
質問コーナーで私は、
「2年後の東京オリンピックでどうミズノをアピールしていくつもりなのか」
と問いを投げかけた。
清水さんの答えとして、
「ミズノとしてはオリンピックよりもその先を見ている」
だった。
まずはオリンピック期間で自分たちの知名度をあげ、オリンピック後に右肩上がりの成長を遂げれるようにするつもりだとおっしゃっていた。
オリンピックまでの2年間の間でどうこうするのでは無い。決して目先ばかりに目を向けるのではなく、将来的な所に目を向けていた部分にとても意識の高さというか、先を見据える考えを感じました。
自分の考えとして、ナイキやアディダスなど大手スポーツメーカがある中で、海外シェアの高くないミズノが、“どうやってオリンピックという人が集まる大イベントを活用するか”が個人的に気になったので質問をしてみた。
ユニホームだったりチームウェアをミズノ生産のものにして、海外の人に自らのメーカーブランドをアピールして行くつもりらしい。
東京オリンピックはたくさんの人が集まるので、自分たちのことをたくさんの人に知ってもらう良い機会だと思っていたのですが、オリンピックでどれだけ自分のブランドを売るかでオリンピック後の未来が変わってくるのかなとも思った。
夏の高校野球の時期に、夜の11:10から甲子園での試合の結果であったり、球児のエピソードを伝える『熱闘甲子園』という番組が放送される。
その中で私の熱闘甲子園でのイメージというのは、高校野球の結果報告というよりむしろコカコーラの宣伝のイメージが強かったです。
おそらく番組自体を大手飲料メーカーのコカコーラが全面バックアップをしているのだろう。実際にその時期というのは、熱闘甲子園関連のコカコーラのCMがよくテレビで流れます。
コカコーラは熱闘甲子園の協賛をして、CMを流したり番組内で宣伝をすることで、視聴者にアピールをしているのだと思う。
そのようなことを今回の説明会で思い、考え、感じました。
それではまた。
後期ゼミ④ 清書ノートのフィードバック&観察技法
こんにちは!!
今回も根気よくゼミブログを書いて行こうと思います。
最近では軽減税率がよくニュースで取り上げられているのですが、その仕組みがどうも分かりにくい。何が8%で何が10%なのだかさっぱり区別がつきません。大学の食堂で昼ごはんを食べた場合それは消費税10%なのだとか。
その上、実質2%を還元するだったり。とにかく複雑化するということで、私たち消費者は必ず困惑すると思います。キャッシュレス化を進めたい政府の思惑もわからなくはないが、、、
ただこれからの時代でキャッシュレスが主流になっていくのかなとも思ったりします。
聞く話では、すでに5,000円札の発行は少なくなっているのだとか。
いずれにしても、国民が納得する説明を求めます!!
話を戻します。
今回は前回までの宿題だった、30分間観察の清書ノートのフィードバックと観察技法を学びました。
実際に清書ノートを書いて見たときの話だけど、どんな風に書けば良いのかわからなかったので、とりあえず森田ゼミの先輩が書いていたように書いてみた。
つまり状況と自分の思ったことを別々にして書く方法。
この書き方だと後から見直す時に見やすいというメリットがある。
それは状況と考えを区別して書いているから、いざ読んで見た時に状況は状況で、考えは考えで理解することができるから。
他のゼミ生のブログも一通り目を通してみたけど、状況と考えを一緒に書いてあると、読み返す時に理解の仕方に苦労するのかなと思った。
他のゼミ生の清書ノートから実際に実践してみようと思ったことがいくつかあったので紹介していこうと思う。
・情報をより詳しく書く
→身長や年齢、服装など
・観察した見取り図やその場の状況をはじめに述べる
→途中で図が出てくるとややこしい
・状況は状況、考えは考え線引きをして区別をする
→シンプルに読みにくい、理解しにくい
・全体の割合を表す時には分かりやすく
→男性何割、女性何割みたいな感じ
・誤字をしないようにする
→ブログでも誤字はしがちなので気をつける
以上のことを自分の清書に生かしていこうと思った。
みんな字も綺麗でみていて読みやすい人もいたのでとても参考になった。
そしてその後、ペルソナという観察技法を学びました。
ペルソナってなんぞや??
つまりはペルソナとは、製品を提供する際に具体的なイメージのベースとなる象徴的なユーザーモデルのことです。
しっかりペルソナを作れるよう、ミズノとのプロジェクトの中でもユーザーの観察、インタビューをとことん追求していきたいと思います。
それではまた。
自分の強みを持つこと
こんにちは。
先週までは何も羽織らなくても過ごせる気候だったのから一転。
今週は朝と夜に本格的な冬の冷たさがやってきており、どうも薄着では寝ることができない気候へと様変わりです。
今回は火曜の4限・企業戦略論で空気株式会社の小澤利男さんによる講演会を行いましたのでそのことについて書いていこうと思います。
空気株式会社のはじめのイメージは、
????????????????
こんな感じです。
会社名だけでは見当もつきませんでした。
空気株式会社KOO-KIとはこのような会社です。紹介しておきます。
“闘う勇気”
“闘う覚悟”
今の社会は、何か大きなことを一発起こしてイノベートする時代だと思われがち。大きいことをして初めて認められる社会である。
その中でも大事なのは強い「個」を持つことである。
小澤さんは、幼少期に訪れた大阪万博に日本中の人が集まっていて、それを広告会社の電通が動かしているという事実を知りそれから「人を動かす仕事がしたい」と思うようになったらしい。
人に何かを伝え、人の心を動かすことを仕事にしたいと思ったらしい。
また小澤さんはその考えが若い頃から今までほとんどブレなかったという。
そして最近では自分の強みを売りにすることが大事だと言う。
自分の強みをしっかり持っておくことで、 どんな場面でも発揮することができる。
小澤さんの強み
メディアビジネスとコンテンツビジネスを両方やっていたので作り方と届け方の両方を持っている。
自分の価値は外部が決めること。その価値が他社に評価されるためには自分を磨かないといけないと思う。自分の強みであったり武器を身につけ熟成させて行くことが大事であると思った。
KOO-KIという会社のスタイルとして、
・出社時間、退勤時間に決まりがない
・服装は基本的に自由
完全な結果主義。
結果を出せればなんでもいいというスタンス。
こういうスタイルを取り入れる世の中の動きは結構増えていると思う。ビジネス現場に限らず、自分のことに置き換えて考えてみると、高校野球の現場でも当てはまるような気がする。自主練習が多めであったり、練習メニューも監督からの押し付けがあるわけではなく何より自由にやっていいよ、自分たちで考えて行うといったスタンスが増えている気がする。
その中で映像やCM、映画など表現していく場としてはこういったスタイルの方が良いらしい。
とても衝撃だったのがこの会社の理念である。
”絶対に「オモシロイモノ」しか作らない”
これはKOO-KIの最大の理念である。
何がすごいかというと、スバリ言い切ったという部分だろう。そして自らでハードルをあげていることに意識の高さを感じた。最大表現を用いることによって、組織内でその目標に達成しようと努力する。そうすることで組織としての方向性も意識も結果として皆が1つの方向に向かうのではないかと思った。
KOO-KIに対する依頼というのは大抵、
「こういったCMを作って欲しい」
と提案するだろう。
しかし最近のKOO-KIに対する依頼は、
「どんなCMを作れば良いかわからない、CM企画からお願いできない?」
といったもので解決案まで考えて欲しいと頼み込んでくるクライアントが大多数らしい。
だが、全てを委託するというのは一見自由にできるから良いように思えるが、実はとても難易度は高い。
課題がはっきりしていないために、万が一クライアントが求めるウケに当てはまらなかった場合はクライアントからの信頼を失うことになるだろう。そのため課題が明確な方が出来上がったときの相手の評価に対する怖さというものはない。
そしてそうした時に大事なのが、
諦めない。媚びない。下手に出ない。
この3つだという。
制作の途中で妥協してしまったり自分で納得のいくところまで出来ていなかったりすると、どうしても自信のない作品になってしまう。自分が納得の行くところまで突き詰めることで自信と覚悟を持つことができる。
“ガチで考え、ガチで作ったか”
これも小澤さんの言葉である。
決められたゴールの無いものを作る時、本気で取り組むことによって結果がどうであれ自信がつく。最大限に追求したものをクライアントに差し出すことこそがベストな結果なのだ。
また小澤さんたち映像クリエーターは決してクライアントのことを偉いと思わない。
一般的にクリエーターはクライアントからお金をもらって映像を作り、クリエーターが作ることによって対価を支払うという仕組みである。だがしかし、小澤さんたち映像クリエーターはお金には変えられないそれ以上のものを作っているという強い考えがあるから、クライアントに対して決して媚びないし、下手に出ない。
“お金を支払ってでも手に入れたいものを提供する”
これも小澤さんの言葉である。
小澤さんたち映像クリエーターは、これを念頭に置いて仕事を行っている。
これらに関連した話をもう一つ挙げる。
映像クリエーターは作品を作るに置いて、決して恥を書かせるような作品は作れないという。それは一つの作品にたくさんの人が関わっているからである。つまり視聴者から見てつまらない作品になれば、映像クリエーターの責任ということになるのだが、そのことで、関わった人全員に恥をかかせるといったことになる。
そういった意味でも、映像クリエーターは覚悟を持って作品を作らないといけない。
スケスケ展。
このようなイベントも福岡で行った。
様々な生物や物の中身を『スケる(透ける)』を通じて紹介する企画展である。外側の世界だけでなく内側にある世界を見せる、外側を内側の両方の世界があってこそのリアルな世界を見せようとしたイベントである。
単に恐竜展やプラネタリウム展、宇宙展などなんの変哲のない催し物をするだけでは面白みはないという。
小澤さん曰く福岡のクリエーターなりの力を見せつけて日本中や世界にアピールしようとした。
いたって普通のものを作っても面白くないという考え。
これはとても同感するものがあった。他と同じようなものを作ったとしても、なんら特徴もない。誰も作らないもの、自分らしいものを作品に盛り込むことによって自分自身のやりがいであったり達成感もまた違ってくるのではないだろうか。
また、コミュニケーションの場でも同じようなことが言える。
外見で人を判断することをしがちだが、しっかりと中身まで知ることで前者だけでは得ることができない、人としての深みだったり、内に秘めているものを知ることができる。
小澤さんが私たちに伝えたかったこと
①専門家になること
・負けない分野を作る
・自分がいることで何を醸し出せるかが大事である
・専門家だと思われること
・好きなもののプロフェッショナルになること
・自分の思っていることを発信すること
②トップと話せる
・トップと話せるような自分になる
・トップに認めてもらうことで良いポジションを得ることができる
③学生生活でインプットを増やそう
・インプットが無い人は何も吐き出すことができない。
・若いうちにインプットしたものが自分の武器の元になる
どんどん動こう。
知識を得ることは自分の人生にとってとても有益なものになる。
“自分をどんなパッケージで世に送り出すつもり?”
そして私はこの言葉にとても感化されました。
毎回いろんな場面で大人の方々の話を聞く機会があるのですが、どれもすごくリアルな話であり有益な話が多いです。その中でも小澤さんのこの言葉にはとても考えさせられるものがありました。社会に出るにおいて組織の名前でアピールする時代から自分の強みでアピールする時代になっているこの時代に自分の強みなくしてはやっていけないということがわかりました。自分が社会のことを考えるきっかけになっているのも確かです。
小澤さん自身、表現をする職業についているため、今回の講演のように人に想いを伝える人の心の中に刺さるものを伝える場で、相手に気持ちを伝えるうまさ・人の心を動かすテクニックというのはすごいなと思いました。
今回の公演もとても有意義な90分を過ごしたと思います。
それではまた次回。
後期ゼミ③ 観察の理論的な話と実践
こんにちは!
最近インタミの授業で見ている洋画の影響で、ウィル・スミスにどハマりしてます。
ウィル・スミス主演のアクション・ムービー、『BAD BOYS』シリーズがまた面白くて面白くて。。
笑いあり波乱ありの映画構成が視聴者をワクワクさせてくれます。またド派手な演出やCGなしの演出など爽快感の溢れる作品になってました。
日本の映画とは全く違った面白さがありますね。ぜひみなさんの中で日本の映画に物足りなさを覚えた人が万が一いれば、近くのゲオかTSUTAYAで『BAD BOYS』シリーズを借りてみるのもいいかもしれません。
今なんでゲオかTUTAYAに特定したんだろう。自分の中でのイメージがこの2つだったからかな。
リンクを貼っておくので、よければどうぞ!
・前回からの宿題=観察メモの清書
観察記録の清書をしてみての反省点としてはメモの内容をそのまま時系列やストーリー性を気にせずに清書してしまったことかなと思います。清書する意味として、数ヶ月後に自分が清書を見てその状況がわかるレベルで細かく書くことが大事です。。
これも慣れだとは思うけど、これから清書も頑張ろう!!
本題に戻ります。
第3回目のゼミは、観察の方法の理論的な部分とこれから始まる連携プロジェクトについての調整でした。
・トライアンレギュレーション(三角測量)
→複数の視点から物事を語れる状態、つまり観察してもデータをとっても理論の面でも共通して「確かにそう言えるかも」となる状態。
裏付けが出来ている、根拠がはっきりとしている、思い当たる事例がいくつか存在するという感じのことかなと思います。
・フィールドワーク=仮説性的な調査法
一般的に自分自身で聞き、肌で感じた体験をもとにして一次資料を集める作業のことを、フィールドワークという。
*二次資料……誰かが手を加えた情報
・フィールドワークにおいて重要なこと
→問題発見、問いを立てる
*正しい答えを導き問題解決をするものではない
これらのフィールドワークは企業側も行なっている。この場においての問題というのは比較的決まった形をしており問題点自体がわかりやすいものだった。しかし、さまざな技術の進歩によって、製品の機能、品質ははるかに良くなっており、そこに消費者の不満や問題点は生まれなくなって来ている。
機能的な部分ではない新しい問題を発見することが大事である。。
・観察現場において「勇気ある撤退」「仕切り直し」をしてみる
→同じものをひたすら見て何かが分かるものでもないので、時には着眼点を変えてみるといったような勇気ある行動も必要であるということ
何事にも試行錯誤できる人=その場その場で仕切り直しを行なっている
仕切り直しの大切さ、モノの見方を変えることにも共通していると思う。
これからの合同プロジェクトにおいて観察の技術を高めていきたいと思います。
それでは今回はこの辺で!!